Shopifyテーマを日本語サイトで使用する際の注意点
shopifyの「テーマ」とはいわゆる、デザインテンプレートのことで、HTMLの知識がなくてもすでに用意されたデザインを流用することでデザイン性の優れたECサイトを構築することができます。ただし、既存のテーマを利用してECサイトを構築するには注意する点があります。
shopify「テーマ」は基本英語ベース
shopify公式で無料・有料含め100種類以上のテーマが用意されており、また公式以外でも非常に多くの「テーマ」が販売されています。 ただし、これらのテーマは英語ベースのものが主となっていて、カッコいいと思っていざ使ってみると、なぜかデザイン性が損なわれた非常に残念なECサイトになってしまうことがよくあります。今回はshopifyテーマにおける日本語と英語の違いに関する注意点についてご案内させていただきます。
日本語にした途端ダサくなる
shopifyで使用できる日本語フォントは数が少なく、また見出しなどを横書きで魅せるという意味において日本語は英語と比べてどうしても見劣りしてしまいます。テンプレートの中には見出しなどをかなり大きなフォントサイズで表示しているものもありますが、日本語に書き換えた途端、いきなりダサくなることがよくあります。
なお、フォントの選択肢については解決策があり、"Google Fonts"というWebフォントを使用したり、adobeの契約がある方は"adobe
Fonts"というWebフォントを使用することで、フォント自体の選択の幅を広げることは可能です。
ただし、それでも既存の英語テーマを日本語で使用する場合は多少なりともデザイン性が損なわれてしまうので、個人利用であればともかく、商用利用を想定している場合はデザイン自体をカスタマイズする前提でテーマを購入するか、0から日本語用にデザイン制作をされることを推奨しています。
英語と日本語でデザイン手法が異なる
英語と日本語ではフォントを使ったWebデザインの手法が異なります。
例えば日本語であれば以下のように見出しの周囲に英語で同じ意味の綴りを記載しデザインを行うことなどがありますが、英語ではそもそもベースが英語であるためこのようなデザインはありません。ただし日本語サイトでは、日本語自体のやぼったさを解消するために、英語と日本語を混ぜたデザイン・レイアウトを行うことはデザイン性の高いサイトでは非常に多く利用されています。こういった英語と日本語を混ぜたデザイン・レイアウトにするには"テーマ"自体を改修する必要があります。
また、英語はフォントサイズを大きめで表示してもフォントがカッコよければ案外と様になるのですが、日本語の場合はフォントサイズを大きく表示するとヤボったくなってしまいます。行間などのとり方も英語と日本語では異なりますので、本来は英語版のWebデザインと日本語版のWebデザインは分けて調節を行うべきです。テーマを選定する際はフォントの使い方などにも注意をして、日本語に置き換えた際にどの程度デザイン性が損なわれるかを考えてみることを推奨しています。
テーマのレイアウトを編集するとデザイン性が崩れていく
日本と英語圏ではECサイト上でのもののPRの仕方も若干異なってきます。テーマがいくらかっこよくても、自社で使わないような商品の見せ方などをしている場合、自社用にカスタマイズする必要があります。単に見出しを変えるだけでよいのであれば影響は大きくありませんが、ブロック毎削除したり、追加しないといけない場合は、元々のテーマと同クオリティのデザインを作れる技術がないと継ぎ接ぎだらけのようなサイトになってしまいます。そのままのレイアウトで使えるテーマがないなと思ったら、潔くテーマのカスタマイズができる会社に依頼するか、新規でデザインから依頼することを推奨しています。
このように欧米圏を対象としたECサイト構築であれば、無料テーマや有料テーマは非常に使い勝手が良いものですが、日本向けのECに限って考えると案外難しい部分もあるのでご注意ください。
弊社ではshopifyを利用したECサイト構築を提供しております。興味がある方はお気軽にお問い合わせください。
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